徳島から来てくださいました

甲斐犬♂のフク君と飼い主さん(と私)です。

先週,徳島から長距離ドライブで来てくれました。

3月生まれの7ヶ月齢で,迎える直前の5月初めからメールで通信指導をしている犬です。とくに大きな問題はないものの,一度実地に見てもらいたい,ということではるばる連れて来てくださいました。

メールでの指導を着実に実践して下さっていたので,社会性は十分で飼い主との関係も良く,とても明るく素直に育っています。強いて言えば,だんだん大人びてきて呼びへの反応が不安定になってきたことくらいでしょうか。それも正常な成長過程のひとつではあるのですが,対応を間違えると呼んでも来ない犬になってしまう可能性もあります。

通常の散歩リードのほか,5mと10mの手作りロングリードを使い分けて,山林を歩きながら自然なやり取りの中でトレーニングしました。

ご主人と奥様に交代で隠れてもらって探させてみましたが,上手に鼻を使ってすぐに捜し当てました。「初めてやったのにすごい!」と驚いていらっしゃいました。

「ボールを顔の前に投げても全然受け取ろうとしない」ということだったので,ハンカチを丸めたものを取れるように落とし,口を離す前に受け取ってほめたところ,数回でできるようになりました。物を投げると反射的にくわえようとするレトリーバーなどとは違うので,「飛んでくる物をキャッチする」「キャッチした物を落とさないで渡す」というこちらの目的を理解してもらうのにひと手間必要ですが,それが理解できさえすればすぐに上達します。

徳島に帰宅された後,「飼い主が知らないだけでフクはいろいろなことができるのでびっくりした」と,驚きと喜びのメールをくださいました。

これからがますます楽しみです。